みなさん、こんにちは。設計担当のいづくんです。今回もよろしくお願いしますね。
以前、建築関係の法律にちょっと触れましたが、今回はその中の河川法について簡単にですが話そうと思います。
みなさんの周りにも大小の川があると思います。その中でも一級河川についてです。なんで川と建物が関係あるの? と思われますが、一級河川の近くでは勝手に建物を建てたり、地面を掘ったり盛ったりしてはいけません!! という法律があるのです。何故なら勝手に建物を建てたり地面を掘ったりすると、堤防が崩れたり壊れたり、水が湧いてくる可能性があるからです。そうならないように審査がいるわけです。その申請では色々な書類の提出が求められます。その書類の一つに河川の状況を図面化しなくてはいけない書類があり、これがまた大変で、今回は土岐川でしたが、その幅約53mを測り、堤防の高さ・幅を測り、河川敷の広さを測り、河川の水面の高さを測る等図面を描く前の測量だけでも多くの時間がかかりました。こういった書類はなかなか皆さんは見る機会は無いと思いますが、これがないと基本的には工事を始められませんし、終わったことも証明されません。
一般的には目に触れない地道な作業ですが大切な仕事です。これからもコッソリとコツコツ一歩づつ進んでいきたいと思います。
この記事を書いた人
住宅事業部
佐伯泉
1961年1月1日生まれ。高校まで岐阜県に在住。その後、若いうちは金をためるより経験をためようと思い上京。結婚を期に岐阜県にUターン。一級建築士を取得後、設計事務所、建設会社等を渡り歩き多くの建物の設計に携わらさせていただきました。最近趣味を増やそうと思い、登山を始めています。残りの人生、これまで以上楽しみたいと思います。