こんにちは。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
梅雨明けの待たれる今日この頃ですが、いかがお過ごしですか。
先日、大変お世話になったS先生が亡くなりました。
訃報を聞いた時は、あまりのショックにしばらく放心状態でした。
S先生とは、茶華道のお稽古に通い始めてから、30年あまりのお付き合いになります。
週一回のお稽古以外にも、ステンドグラスやパン教室等々に一緒に通ったり
展覧会や気になるモノがあると見に行ったり、行動力抜群のS先生とよくあちこち出かけ、
「娘さん?」と言われることもあるくらい、かわいがっていただきました。
好奇心旺盛で、教える立場だからと、ご自身のお稽古にも励んでみえたS先生
こだわりを持ち、何事も妥協せず最後まで粘り強く取り組んでみえたS先生
そんなS先生に、本当にたくさんのことを教えていただき、たくさん刺激もいただきました。
いつも見守ってくださり、アドバイスしてくださって
私には、お母さんがもう一人いてくれると思うくらい、大きな存在でした。
ここ数年は、なかなかお稽古にも伺えず、年に数回しかお会いできませんでしたが
きっと先生も興味があると思いお誘いした、今年2月の味噌作りのワークショップに喜んで参加してくださり、
甲斐甲斐しく手伝ってくださったのが、昨日のことのように思い出されます。
今から思うと、良いお手本を見せてくださったのかもしれません。
ポカーンと心に大きく空いてしまった穴
後悔だったり、色々な想いがグルグル、グルグル
それでも、お店の雰囲気は私が作り出しているから笑顔でいないといけない、そう思っていたら
お客様が、「人生いろいろあるよね。無理しなくて良いと思うよ。自然体で。」と言ってくださいました。
その一言で、ねばならないで雁字搦めだったココロが、スーッと楽になりました。
Merciを開店した頃、「ここに、店長としていていいのかな?」とさえ思っていましたが、
今は、こうして、たくさんのお客様と繋がってPowerをいただける
この環境にいられることを、とてもありがたく思うようになりました。
折にふれ、S先生からいただいたたくさんのメッセージ
いちだんと沁みています
S先生のように、人に良い影響を与えられるようになれたらいいなぁ。
私も、自分らしく顔晴っていこうと思います。
この記事を書いた人
纐纈久美子