知っているようで意外とわからないことが多い、換気システムのお話|岐阜県(御嵩町・可児市・多治見市)・愛知県(犬山市・瀬戸市)で自然素材を使ったデザイン住宅を建てる地域密着型の工務店
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2025.03.04

知っているようで意外とわからないことが多い、換気システムのお話

古くから「室内の換気」は、常にしましょうと教えられてきました。
室内の悪くなった空気を外の新鮮な空気と入れ替える。自然と身についている換気は私たちが健康に暮らすためにも欠かせないプロセスです。
全ての建築物において換気システムの設置が義務化とされる今、どんな換気の方法があるのでしょうか。
今回は換気システムとそれぞれのポイントについてご紹介します。

コーケツホームズ編集部

そもそも換気はなぜするのか?

窓を開ける

室内の空気には、空気を吸ってはいた後の二酸化炭素や火気を使った後の一酸化炭素だけでなく、アレルギーや病気の原因となるハウスダストや花粉、細菌、ウイルスなどの汚染物質が含まれています。また、窓を閉めたままにすることで湿気がたまり、カビの原因になることも。

室内の汚染された空気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れる換気を行うことで快適な暮らしができるのです。換気することにより、結露やカビ発生のリスクを軽減することもできます。

日本家屋は木造建築が主流でした。結露やカビは木造建築の躯体部分の破損にも影響があるため、窓を開け空気を入れ替える換気が古くから頻繁に行われてきたのかもしれません。

 

24時間換気は現代住宅では義務化されている

2003年建築基準法の改正により、すべての建物に換気システムを設置することが義務付けられました。住宅であれば1時間に0.5回と換気の回数も定められています。

24時間換気が義務付けられた背景には、住宅の高気密化が影響を及ばしているとされています。高気密化の住宅は室内温度を快適に保つ一方で、ホコリやダニだけでなく建材に使用される化学物質の影響を受けやすくなったのです。

その頃より、日常生活における頭痛やのどの痛み、湿疹を引き起こす「シックハウス症候群」という体調不良が懸念され、その予防対策として24時間換気が義務付けられました。

24時間常に換気することでハウスダストの充満や化学物質の滞留を防ぎ、快適で健康な暮らしを叶えます。

戸建てで用いられる3つの24時間換気システムとは

建売住宅収納

効率的な換気を考える上で、換気は新鮮な空気を「どこから入れて(給気)」、「どこを通り」、「どこから出すか(排気)」を計画的に考える必要があります。

戸建て住宅に取り入れられている換気システムは大きく3つに分けることができます。それぞれ、給気と排気をどのように行うかでタイプが異なります。

吸気と排気を機械で強制的に行う「第一種換気システム」

第一種換気システムとは、給気口・排気口どちらにも換気扇を設置して、空気の入れ替えを行なう方法です。

給気と排気を機械で強制的に行い、効率的な換気ができるので24時間換気システムの中では最も空気の流れをコントロールしやすいとされています。

第一種換気システムは「熱交換システム」が使用可能です。
室内外で温度差がある場合、室温に合わせて変換しながら外気を取り込めるので、空調効率を下げることなく給気と排気を行うことができます。とくに真夏や真冬など温度差が生じやすい時期のことを考えると、メリットの大きい換気システムです。

しかし、第一種換気システムは給気口・排気口ともに機械設備を用いるため、換気システムを設置する際のイニシャルコストや日々の電気代が高くりがちです。メンテナンスの手間がかかりやすいというデメリットもあるので、導入の際はよく検討することをおすすめします。

 

給気のみ機械で行う「第二種換気システム」

第二種換気システムは給気を機械的に行い、排気は自然に排気口から行うシステムです。

機械的に空気を取り込むことによって外部より室内の気圧が高くなるため(正圧)ドアを開けた際などに外部から塵やホコリが入り込むのを防ぎ室内を清潔に保ちます。常に新鮮な空気が入ってくる特性を生かし、病院の無菌室や工場のクリーンルームなどに使われています。

一方で、排気の力を自然に任せているのため弱い分、室内に湿気がたまりやすいというデメリットもあります。

第二種換気システムを導入する場合、気密の低い建物では室内の湿気を含んだ空気が壁内に入り込むことになります。冬の寒い時期にはそこで結露が発生し家を傷める要因となるため注意が必要です。

一般的な木造戸建て住宅の場合、排気の力が機械と比べて弱く室内の湿度や汚れた空気が屋根裏や壁の中に入り込みます。多くの湿気を含んだ空気が急激に冷やされて、結露を起こす可能性が非常に高くなるのです。このデメリットから、住宅で用いられることはあまりないのが現状です。

 

汚れた空気を機械で排気する「第三種換気システム」

第三種換気システムとは、第二種換気システムとの逆で汚れた空気を機械で排出し、空気の入れ替えを行なう方法です。他の方法と違い、こちらはすべての部屋に給気口を設置しなければならないことが特徴です。

第三種換気システムは空気を排出する力のほうが強いので、室内の気圧が低い状態(負圧)となります。負圧状態になることで湿気がたまりにくく壁内への侵入を防ぐことができます。

また、木材が露出している特性上、ホルムアルデヒドや防腐剤、防蟻剤などが内装材に使用されているため、小屋裏は有害物質が別の部屋とは異なる小屋裏から汚れた空気が少し入る可能性があります。

しかし、第一種換気システムより導入コストを抑えられるといったメリットから、第三種換気システムは住宅で多く採用されている方法です。

コーケツホームズは第三種換気システムを使用

リビング

コーケツホームズでは、導入コストを抑えながらも、常に新鮮な空気を取り入れることができる第三種換気システムを採用しています。中でも、室内にダクトを通して水回りや居室、クローゼットの換気を行うダクト式を取り入れています。

具体的な換気システムとしてはダクト式セントラル第三種換気「ルフロ」を使用しています。「ルフロ」は、非常に低いランニングコストで計画的な換気が可能です。

また、換気システムは定期的なメンテナンスが必要となりますが、「ルフロ」は専用工具などが必要なく簡単にお手入れができるのもポイント。住んでからのメンテナンスもスムーズです。

さらに、トイレや洗面所にはPanasonic社製の「パイプファン」で局所換気も実施。湿気がたまりやすい場所でも協力に室内の空気を排気します。

 

換気システムの違いを知って、住まいに合ったものを取り入れよう

いかがでしたか?

今回は、住宅に設置が義務化されている換気システムについてご紹介しました。

どの換気システムを採用するとしても、住宅そのものの気密性が高くないとその効果を発揮することはできません。土台である住宅をしっかりと作れる工務店の住宅を選んだうえで、それに適した換気システムを選ぶのがポイントです。

換気システムや気密性との関係など、専門的な内容でどう判断すればよいのかわからないとお悩みの方は、ぜひ無料相談会や見学会にお越しください。

皆様に役立つ情報のご提供や実際の換気システムを採用した住宅を体感していただけます。

まずはお気軽にお問合せください。

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