入学、進級、入社・・・ いろんなことが始まる月ですね。
子ども、仕事、様々な生活のリズムを少しずつ調整することで、何とか4月からの生活をスタートさせようと思っています。
3月までは、どうやってやろうか、何度もスケジュール帳を見ては頭の中がぐるぐる混乱していましたが、4月になって、何とかなると思えるようになりました。
先日、娘を学校へ送って行った時に、新しく赴任されてのであろう、若い先生を見かけました。
会釈すると、深々と会釈を返して下さり、その初々しさに、ふと10数年前の、4月のそわそわした気持ちを思い出しました。
高校を卒業して、実家から遠く離れて始めての一人暮らし。わくわくしながら生活に必要な物を一つ一つずつダンボールに詰めて、初めて住む街の地図を何度も眺めていたのを思い出します。
期待と不安が入り混じって、心細いのに、わくわくして・・・
新しい世界に飛び込むのは、勇気が要りますが、子どもたちは毎年それを繰り返して大きくなっていきます。
子どもってすごいですよね。
昔の自分の方が、勇気があったな、とも時々思います。
それは、若さなのか、希望が勝っていたのか、深く考えていなかったのか・・・
私の4月は、只々、慌しく、代わり映えもしないのですが、これから大きくなっていく子どもが、何度も、新しい世界に飛び込みながら、その世界を広げて行く時に、
私は、いつも同じ場所から、子どもの心の拠り所として背中を押してあげられるよう、どっしりと構えて、待っていてあげたいなと思うのでした。
そんな順番が廻ってきたのかな~、などと考えていたら、一気に年を取った気がした4月です。
この記事を書いた人
木戸美智子